五山の送り火

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京都に住んで初めて、送り火を見るために外出しました。
送り火の日に京都にいるのは3回目ですが、これまでは自宅から遠くに見える四山を眺めていました。
でも今回、わが家からは見えない大文字(右大文字)さんに護摩木をお納めしたので、見に行くことにしました。

送り火では、5つの山に6つの形が灯されます。
東の山から点火が始まって、少し時間をずらして西の山へと点火されていきます。
まず最初に夜8時ごろ、一番大きくて有名な『大文字』に火が灯されるんです。
次に8時10分ごろ、『妙』と『法』に点火され、次いで8時15分ごろに『船形』と『左大文字』に点火、最後に8時20分ごろに『鳥居形』に点火されます。
それぞれ、30分くらいは火が灯っているそうです(形によって異なりますが)。

外出すると決めたのが遅かったので、車で出発したのは8時近くでした。
道は意外なくらい空いていて「これなら点火に間に合うかなあ?」と思っていたら、そんなわけはなく・・・。
大文字見物によさそうなエリアに近づくと、突然大渋滞が出現したのですっ!
気がついたら後ろにも車が連なっていて「みんなどこから出ていたの?」と思ってしまうほど。
私たちは京大病院の辺りに行くことにしていましたが、途中、見物できるスポットには人だかりがあったので分かりやすかったです。^^
見物に来ている人はうちわだけを持って、かばんを持たずに来ている人、椅子を出してきて座って見ているおじいちゃん、自転車に乗ってきている人などが多くて、「送り火は地元の人々に愛されているのだなあ」と分かる、なんだか微笑ましい光景でした。
私たちもなんとか、行こうと思っていたスポットにたどり着いて、そんな『ご近所さん』たちと一緒に大文字さんを拝みました。

やはり、大文字さんは大きかったです。
そして、立ち上る煙までもが見えて迫力がありました。
大文字さんの火が消え始めた頃、帰路に着きました。
火が灯って消えるまでの短い間だけ、大渋滞が起きていましたが帰りはその渋滞もすっかり消えていました。
道々では、大文字さんを拝んで満足気な表情でのんびり歩いて帰る人々をたくさん見かけました。
そんな姿を見て、「送り火はなんともよい行事だなぁ」と温かい気持ちになりました。

順調に帰宅すると、なんと、まだ『船形』がかすかに見えて、『左大文字』も『鳥居形』もはっきり見ることができました!!
私は『船形』と『鳥居形』が特に好きなので、もう、嬉しくて・・・!
船形は本当に夜空に浮かんでいるように見えて、「ご先祖さまが船に乗って冥土へ向かっている」ように思えます。
そして、その船が鳥居をくぐって冥土へ入る。
そんな物語があるように感じて、この2つの形が好きなのです。
鳥居形の火が消えると、風が急に秋風になったように感じました。

※今年は『船形』、『鳥居形』の写真をうまく撮れませんでした。
昨年はなんとか撮影できたので、よかったら昨年8/16の日記をご覧になってみてくださいね~。
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by ayats29 | 2006-08-17 05:22 | 京都
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