北山ハロウィン

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北山にジャック・オ・ランタンのライトアップを見に行きました。
京都の北山では、10年前から『北山ハロウィン』というハロウィン・イベントをしています。
28日には仮装パレードもあるようです。
子どもたちがお化けや魔女などに扮装して"trick or treat!(お菓子をくれないといたずらするぞ!)"と叫びながらご近所のお家を回る、というものをパレード化したのですね。
マレーシアに住んでいた友達は親の方で事前にご近所の方々にお菓子を配っておいて、それを子どもたちに渡してもらっていたそうです。

北山でハロウィンのイベントをしているということは数年前から知っていましたが、行ったのは初めてでした。
予想はしてたけど・・・、雨にも降られたのでそんなに大きく盛り上がったイベントでもなく、ときどき明かりが灯されたジャック・オ・ランタン(かぼちゃお化け)の置かれたエリアがありました。
でも明かりの灯ったジャック・オ・ランタン、初めて見たのでおもしろかったです。
ウチの2歳のコがカメラマン気取りでカメラ片手に一人でどこでも歩き回って写真撮ってたのが可笑しかった。私の真似して「あ、ここでとるわ」とか言いながら撮ってました~。
右側の写真が2歳児の作です!

日本にも名前がすっかり浸透したハロウィン。
でもその起源を知ってる人ってごくわずかではないでしょうか?
かくいう私もその一人。
『ジャック・オ・ランタン』については2年前に日記に書くときに調べたのですが、そのほかのことまでは調べ切れませんでした。
ということで、調べ物好きの私、またいろいろと調べてみました!
・・・ここからはいつも以上に長文ですー。・・・

ハロウィンはアイルランドから伝わったものだそうです。
収穫に感謝するケルト人のお祭りが起源で、キリスト教の「万聖節」が11月1日だったのでそれと併せて、前夜祭として10月31日に盛大にお祝いされるようになったようです。
万聖節はカトリックの行事で『亡き聖人たちを祭る日』なのだそうで、『聖人』を意味する英語は"Hallow"。
All Hallow's EveがHalloweenへと名前を変えていったらしいです。
友だちが「日本のお盆と同じなのかな?」と言っていたのですが、似ているみたいですね。
ハロウィンは聖人だけではなく「死者の魂が1年に1度だけこの世に戻ってくる日」と考えられていて、キリスト教では10月31日~11月2日まで、死者の魂を慰める行事を行っているのだそうです。

子どもたちがお化けの扮装をして近所の家々を歩いてまわるのも10月31日。
仮装するのはあの世からやってくる魂に混ざってやってくる魔物にあの世へ連れて行かれないため、という説があるそうです。
以前、アメリカのTVドラマで『主人公(20代後半の女性)が見知らぬ子どもたちにドアをたたかれ"trick or treat?"と言われるので無視していたらいたずらされて仕方なくお菓子をあげた』というシーンがありました。
子どもにとっては楽しいイベントだけど、ホントにそんなことがあったら困っちゃいますね~。
もともと宗教行事として始まった頃は"trick or treat!?"なんて言いながら子どもが行進するなんてことはなかったのでしょうが、死者の魂を慰めるための行事に遊び心を加えたところがおもしろいですね。
最初にそんなことを始めた人を知りたい!

ハロウィンの起源、子どもたちの扮装についてはちょっぴり分かったけど(すっきりは分かってはいないけど)『カボチャお化け ジャック・オ・ランタン』はどう関係してくるのでしょうね?
調べてみると、長い長い歴史の中でいろんな変遷があって今の形になったのだろうな、ということが想像できました。
『かぼちゃお化け』のことは『ジャック・オ・ランタン』と呼ばれていますが"Jack O' Lantern"を直訳すると『ジャックのちょうちん』となります。
ジャックの提灯にまつわるこんなお話があるのだそうです。
『昔々、よくないことばかりするたジャックという人がいました。
そのジャックさん、悪いことをしては悪魔に魂を取られそうになるたび、巧妙に悪魔をだまして「ジャックの魂は取らない」という約束をさせていました。
そして、寿命がつきたジャックさんがあの世へ行こうとしたとき、あの世の入り口で悪魔に「お前の魂は取らないと約束したから来た道を戻れ」と言われてしまいました。
仕方がないので引き返したのだけど、道は真っ暗で何も見えないのでジャックさんが悪魔に「何か明かりをくれ」と頼んでもらったのがカブで作った提灯。
それからジャックさんは永遠にあの世とこの世の狭間をカブの提灯片手にさまよい続けている。』
気の毒な話ですね・・・。
アイルランドではかつて、カブの中身をくりぬいてロウソクを立てて提灯(ランタン)にしていたのだそうです。
そして、ハロウィンの日にはカブに恐ろしい顔を彫り軒先においておくことで「ジャックの提灯だぞ。悪魔よ、近寄るな。」という魔除けにしていた、ということのようです。
この風習が数多くのアイルランド人がアメリカに渡ったときに持ち込まれ、アメリカではカブよりもかぼちゃが手に入りやすかったのでハロウィンの日に『かぼちゃお化け』を作るようになったのだそうです。

ハロウィンのときにはもうひとつ、おもしろい風習があるそうです。
私は初めて知ったのですが、ハロウィンパーティでは必ず林檎を使った料理やゲームがあるそうです。
それはハロウィンが生まれた頃、採れる果物と言えば林檎くらいだったからのようです。

ひとつのお祭りから見えてくる世界は壮大でおもしろいですね。
長い歴史の中でいろんな変化があっただろうし、世界各国でその楽しみ方は様々でしょうし。
先人たちの色々な想いに想像を巡らせるのも楽しいものです。
ハロウィンをただ単なる『お祭り』として伝えるだけではなくて、その歴史にまで目を向けて子どもたちに伝えていきたいものです。
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by ayats29 | 2007-10-28 08:29 | 京都
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