ささめ雪の会 『にほんのならい ことはじめ』

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毎日、寒いです。
2月3日、節分の京都は朝、雪が降りしきっていてびっくりしました。
でもそんな中、着物でお出かけしてきました!

昨日はフェリシモの伝統文化くらぶ ささめ雪の会主催でにほんのならい ことはじめというイベントがあったのです。
会場は美濃吉本店竹茂楼
小鼓の久田陽春子さんと能管(笛)の斉藤敦さんの演奏を交え、作家の玉岡かおるさんと京都造形芸大の田口章子さんのトークショーがある豪華なものでした。
もちろんお食事も豪華。
美濃吉さんのものをいただくのは初めてでしたが、ちょっと凝ったお料理で美味しかったです。

先生方のお話は「『日本のならい』を極めるとはどういうことか?どうすればよいか?」がテーマだったのですが、具体的な例を出しながら楽しくお話してくださいました。
「日本の伝統芸能は一朝一夕に分かるものじゃなけれど、そこがおもしろい」というお話もありました。
昨日の会はまさに、そういう『日本文化の深遠さを知ること』をたのしむ会になっていました。
参加できてよかったです。
先生方のお話を受けて、能楽師のお二人からもお話がありました。
私はこれまでにも能楽師の方々のイベントに何度か参加していますが、みなさん、くだけた感じでお話するのがとても上手です。
『高尚なもの』=『手が出ないもの』と思われがちな能の世界を「どうにか人々に身近に感じてもらいたい」と工夫して苦心して活動されていることがよくわかります。
『一朝一夕に分かるものじゃないから手を出さないでおこう』と思っている人でも手を出してみたらはまっちゃうのが日本の伝統芸能の世界かもしれないな、と思いました。

かくいう私も着物の世界にはまりつつあります。
昨日は先日新調したばかりの帯を締めてお邪魔しました。
着物は母から譲り受けた牛首紬
帯締めや帯揚げは帯を見立ててくれた友人のお店、井澤屋さんで。
帯締めは琥珀色、帯揚げは帯の墨色に合わせた墨絞りの入ったクリーム色のものを。
この帯はなんと『クリシュナ柄』なんです。
クリシュナはマハーバーラタなどのインド叙事詩に登場するヴィシュヌ神の化身です。
神の化身として魔物などを退治するのですが、神が鬼などの邪気を退治するこの『節分』に締めるのにぴったりだったな、と選んだあとで思いました。
クリシュナが踊っている様が織られているのですが、少し離れてみるとオランダや北欧の民族衣装を着ている子のようにも見えますね。
かなり冒険して選んだこの帯、無地や柄の少ない着物にも合わせてみたいです。
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会の最後には久田さんと斉藤さんによる『獅子』がありました。
この曲は通常、能のフルオーケストラである小鼓、大鼓、太鼓、笛で演じられるものですが、昨日は異例の小鼓と笛だけでの演奏。
ふたりの気をぶつかり合わせての「ぶっつけ本番」ということでした。
イベントに参加したり夫から聞かされて少しずつ分かってきたのですが、能は演者同士の掛け合いが魅力のひとつなのですね。
以前、能楽師の田茂井さんがおっしゃっていましたが「息を合わせるだけではなく、わざと息をずらす」ということをされるそうです。
昨日のお二人のぶつかり合い、本当に素晴らしかったです。

感動覚めやらぬままの帰り道、平安神宮で節分の『大火焚神事』が行われているのが見えました。
古くからの素晴らしい伝統を持つ日本に生まれ、その伝統をしっかりと受け継いでいる京都に住まえることに感謝した一日でした。
今年は京都以外にも、日本各地のいろんな伝統に触れていけるといいなぁ。
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by ayats29 | 2008-02-04 07:56 | 京都
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