ふたつの粽

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昨年の長刀鉾のちまき

今年の八坂神社のちまき
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さらに、今年の長刀鉾のちまきも仲間入り
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1ヶ月にわたって行われている祇園祭もあと数日となってきました。
明日のお昼には花傘巡行があり、夜には還幸祭があります。
還幸祭は17日の山鉾巡行で清められた四条の御旅所(おたびしょ)に奉られていた3基のお神輿が八坂神社に帰るお祭りです。
花傘巡行は昨年、偶然見ることができたのだけど還幸祭が行われるのは夜遅くなので、まだ見たことはないです。

このお神輿が奉られている御旅所では八坂神社のちまき授与があります。
自宅のちまきは菊水鉾のものにしたのだけど、アトリエのちまきも用意しなきゃ、と思ってました。
アトリエの玄関には『これは今年のものです』と書いた付箋の貼られた長刀鉾のちまきがあったんです。
「前に住んでいた方が置いておいてくれたのかな?」と思い、「今年も長刀鉾のものにしようかな?」と思っていたら、友人から「祇園祭は八坂神社のお祭りだし、八坂神社のちまきが一番威力あるんじゃない?」とのアドバイスが。
なるほど、ということで御旅所で八坂神社のちまきをいただきました。

ちなみに『ちまき』といえば、子どもの節句に食べる粽のことだと思っていたのですが、祇園祭のちまきには中身はありません。
八坂神社のちまきが入った袋に説明書きがありました。
それによると、元来、ちまきは山笹を巻いて作った物で、中身はないのだそうです。
玄関に吊るし、毎日その下をくぐるとちまきが罪けがれを祓ってくれる、と考えられているとか。
昔は山鉾巡行の際に鉾の上から囃子方が投げたちまきを見物客が争って拾い、1年間玄関につるし、また翌年の祇園祭に新しいちまきと取り替えてきたのだそう。

「へぇ~」と感心しつつ、玄関の粽を長刀鉾から八坂神社のものに取り替えました。
「外した分は御旅所で返そうかな」と思っていたら、ふらっと大家さんがやってきました。
手に長刀鉾の粽を持ち、新しくかけられた粽を見て「あれ?あれれ~?新しいのんを持ってきてんけど、これになってた?」とのこと。
『今年のものです』と書かれた長刀鉾のちまき、大家さんが置いてくれたものだったんですね!
御旅所で買ってきたばかり、ということをお話したら「別に2つ並んでてもかましいひんのや。よかったら一緒にかけといたらどうや」と言ってくださいました。
なんとも嬉しいことです。
ということで、いま、アトリエ玄関には2つの粽が仲良く並んでます。
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by ayats29 | 2008-07-23 12:00 | 京都
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