山中温泉ではこの夏、毎晩『夏まつり』が開催されていました。
そこで私たちも行ってきました。
お祭は長谷部神社を中心に開かれていました。
長谷部神社は山中温泉を再興したと伝えられる鎌倉時代の武士、長谷部信連を祀っているそうです。
そちらでは、お祭に合わせて毎晩、神楽舞が奉納されていました。
この神楽舞、私はほかでは見たことがない舞でした。
舞の終盤には、聖水を入れて沸騰させた釜に笹をつけて周辺に少しずつお湯を撒くのですが、最後にはとても激しくお湯を撒いて、観客席までびっしょびしょにしちゃうんです。
『穢れを落とす聖水』ということで、観客たちは「我も我も」と水にかかろうとして前に出てくるんですけど、最前列の人たちはかなり濡れてしまって、気の毒でした。
舞う側にとっても、結構体力が要りそうな舞でした。
幻想的な雰囲気の中、笛と太鼓に合わせて神聖な神楽舞を舞う巫女さんは、部活動でもしているみたいに力いっぱい型どおりに舞っていて、そのアンバランスさが可笑しかったです。^^;
神楽舞が終わると笹が配られたので、1本頂いて帰りました。